うちは昔から霊園の参道で石屋をやっているのですが、お客様をどうやって集客してゆくべきか、また昔からのお客様とどうつながり続けてゆくかという悩みがありました。この業界にもっと関心を持ってもらうためには、お墓参り自体を楽しいものにするべきではと考えていたところ、「墓詣で」を知ってすぐに注文しました。第一号です(笑)。
実際に導入してみてお客様からの反応はどうでしたか?
反応はとてもよかったです。 小さなお子さんでも参加できるように企画し、ポスター掲示や暑中お見舞いはがきに告知を加えて既存のお客様へお知らせしました。夏休みの思い出づくりにご利用いただけました。有料のワークショップとして企画したので少し不安がありましたが、用意していた分はすべて完売して、お客様にも楽しんでいただけて大成功でした。あるご家族が、「そういえばおばあちゃん絵がうまかったのよね!書いてみてよ!」なんてお母さんに言われて、照れながらお孫さんの前で筆を握っていたり。お客様が「墓詣で」を楽しんでいる様子を見て、ワークショップを開催してよかったと実感しました。私たち石材店も昔からのお客様とのつながりを大切にしたいという想いはあるけれど、何をどうすればいいのかわからない。お客様にお墓参りをもっと楽しんでもらったり、お客様ご家族のコミュニケーションを深めるツールとして「墓詣で」はお勧めです。
ワークショップを開催するにあたって工夫されたことなどありましたか?
そりゃもうたくさん!(笑)まず最初の工夫は、自分たちでそのワークショップをやってみることでしたね。実際に自分たちでやってみないことには、お客様にとって何が必要でどんなことを求められるのかがわからないと思います。あとは「墓詣で」の招待状やポスターがわかりにくいので、何のワークショップをいくらで何日に開催しますという情報を載せたはがきやポスターを自分たちで作って告知しました。これが集客の秘訣かもしれませんね(笑)。このポスターを見て、以前からのお客様以外の方にもご参加いただくことができました。初めての墓石屋体験だったそうです。
墓詣ではどんなところにオススメですか?
「集客ツールのひとつとして活用したい」「建墓したお客様へのフォローアップになにかしたい」「墓参りすることに何か付加価値を提案したい」など、何か変えてみたいという石屋さんにお勧めしたいですね。うちは「墓詣で」のワークショップをやってから、お客様からお墓参りが楽しくなったという声を聞くようになりました。また「墓詣で」のワークショップをきっかけに、お墓をお持ちでないお客様、墓石屋初体験のお客様にもご参加いただけました。「墓詣で」のワークショップを企画したことで当店を知っていただくきっかけになりました。また、以前からのお客様ご家族がご先祖様やお墓に親しみを持っていただけたと感じております。私たち石屋がこうした取り組みを続けてゆけば、お墓参りのイメージがもっと変わってゆくはずです。ただひとえに石屋といっても、お店の場所や環境によってその在り方は違うと思います。ひとつポイントとするなら、「墓詣で」を自分たちのお店に合ったやり方を探して、たくさんのお客様に参加してもらって楽しんでもらえるように、それぞれで工夫をすることが大切だと思います。